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香取慎吾が見たピョンチャン vol.1 「パラリンピックのすべてを知りたい」
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2018.03.09.FRI 公開
平昌冬季パラリンピックの開会式を翌日に控えた8日、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)スペシャルサポーターの香取慎吾さん(41)が韓国・平昌入りしました。初めてパラリンピックを観戦する香取さんは、「ぼくがすごいと思ったこと、疑問に思ったことなどを、みんなにも同じように感じてもらいたい」と抱負を語りました。
大会期間中は、パラサポスタッフらとともに、日本選手の活躍が期待される競技会場に足を運ぶほか、大会関係者やボランティアなどとの交流を予定。2020年東京大会のあり方なども独自の視点で発信していきます。
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韓国行きの機内でアスリートたちと遭遇!
「パラリンピックの全てを知りたい。そして、僕が知ったことをみんなに伝えていきたい。」韓国入りするなり、そう意気込みを語った香取さん。日本を出発した機内でも、アスリートと偶然、遭遇したそうで、「飛行機で出場選手たちと一緒になりました。お話しするうちに、ワクワクしている自分の気持ちがさらに盛り上がってくるのがわかった。期待を込めて『頑張って下さい』と声を掛けさせてもらいました。氷上、雪上で輝くみんなの姿を見させてもらうつもりです」と話しました。
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つないでくれた”壁画”の存在
香取さんがパラサポのエントランスに壁画を描いたのが2015年。「それから新たな道を進むことを決めて、ゼロからのスタートすることになった。空白の時間があったけれど、あの絵の存在が、再びアスリートたちと僕をつないでくれた。当時と同じ気持ちで、現地で応援できることが何よりうれしい。こうやってこられたことが信じられない」とも振り返ります。
3月4日に東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されたパラ駅伝in TOKYO2018では、パラスポーツを応援するためのチャリティーソング「雨あがりのステップ」を稲垣吾郎さんと草彅剛さんとともに初めて披露しました。
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パラリンピックでは、選手の輝く瞬間に目を凝らしていくという香取さん。「僕はパラアスリートたちを見て、いつも傷ついた者の強さ、勇ましさを感じています。たくさんの失敗も経験してきているんだと思う。それを乗り越えることは簡単じゃない。みんなにとってスポーツはきっと生きる力なんだと思う。それが発揮される瞬間が楽しみです」と目を輝かせました。
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パラリンピックをもっと楽しむためのウェブマガジン平昌2018冬季パラリンピック特集
text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
Photo by Reina Kitamura / The Asahi Shimbun