進化系アスリート成田緑夢の❝金❞言 Vol.1 ルーツ編

進化系アスリート成田緑夢の❝金❞言 Vol.1 ルーツ編
2018.05.10.THU 公開

金メダリストはYouTuber!? アスリートの進化系、成田緑夢

3月の平昌2018冬季パラリンピックでスノーボードに初出場し、金メダルと銅メダルを獲得したパラアスリートの成田緑夢。自らYouTubeやLINEで積極的に情報を発信し、多くの人を惹きつける成田選手の“言葉”に着目。その独特な言い回しで注目度急上昇中!? 金メダリスト成田緑夢の魅力に迫る!

(写真は成田選手提供)

僕の名前に、夢がある。

<2017年8月「パラスポーツマガジンVol.2」成田緑夢×斎藤工対談での発言>

19歳でケガをした後、パラリンピックとオリンピックに出場するという大きな「夢」を掲げた成田は、自身の名前についてこう語る。「今、大きな夢ができて、夢というものをこうして口に出しているわけですが、改めて考えてみると、僕の名前の『緑夢』に『夢』がある、みたいな。以前は、名前の意味があんまりよくわからなかった。でも、今は名づけてくれた父にすごく感謝しています」



© Getty Images Sport

僕はパラスポーツの存在を知ることで、明るいところに帰って来られた。

<2017年4月の「マイパラ! Find My Parasport」記者発表での発言>

19歳のとき、トランポリン練習中にケガをし、左ひざから下がまひした状態になった成田は、最初は歩行もままならず、医者から切断の可能性、もうスポーツはできないと聞かされた。一度スポーツを辞めた成田は、パラスポーツの存在を知ったことで、再び立ち上がり、今日に至る。

© Getty Images Sport

(スノーボードのスタート前は)1本ずつ目標を立て、それを口に出してスタートします。平昌で「挑戦」をしたのは、契約書のプチみたいな感じだったんです(笑)


<2018年3月の平昌冬季パラリンピック メダリスト凱旋トークショーでの発言>

目標を掲げて実行するために、自らと結ぶ“誓約書”を作成している。「(父親と距離を置こうと)家を出たときから始めてもう3年くらいになる。枚数はたぶん200枚で、PDFで持っています」。一番初めの誓約書は、「誓約書の習慣をつけるために、『誓約書を一ヵ月間で100枚書く』みたいな約束でした(笑)」。誓約書の期間はほぼ一ヵ月。「走り高跳びを始めるときも、当時の記録は1m30くらいだったけれど、パラリンピックの条件である1m70を跳ぶ目標を掲げて、一ヵ月で飛べるようになりました」。遂行できなければ「坊主」。坊主になったことはなく、「意地でもクリアしています!」。

©X-1

夢を駆けあがっている僕が好き。Be グリム(自分らしくいたい)。

<2017年1月のWOWOWのイベント「WHO I AM」フォーラムで平昌パラリンピックへの意気込みを質問されて>
©Parasapo

パラスノーボード、引退します!

<2018年3月末、YouTube番組での発言>

パラリンピック、オリンピック両方への出場が目標。金メダルを獲得したスノーボードに一区切りをつけ、新たな世界へ挑戦することを発表。現時点で「目指す種目は絞っていない」としているが、今後はオリンピックへの挑戦を視野に挑戦を続けていく。

進化系アスリート成田緑夢の❝金❞言 Vol.1 ルーツ編

『進化系アスリート成田緑夢の❝金❞言 Vol.1 ルーツ編』