-
- 競技
-
ボッチャ
-
- 選手
稲垣・草彅・香取 真剣勝負!パラリンピック競技・ボッチャ編
7月8日、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務める稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが、パラスポーツ専用体育館「日本財団パラアリーナ」にて、パラリンピックの正式競技・ボッチャでリオ2016パラリンピック競技大会銀メダリスト・杉村英孝選手らと対戦しました。
この対戦は稲垣さん、草彅さん、香取さんによるパラスポーツ応援チャリティーソング『雨あがりのステップ』(「新しい地図」)の売上金額の全額を、パラスポーツ支援のために寄付する贈呈式の終了後のイベントとして実現したもの。
ボッチャは赤、青の2チームに分かれて、的となる白いボール(=ジャックボール)に6球ずつ投球し、ジャックボールに近いチームに得点が入るというシンプルな競技。今回は、1エンドのみの対戦でしたが、実際のボッチャの試合では3人対3人のチーム戦の場合は6エンド行います。投球力、戦術や戦略だけでなく、集中力も必要とするゲームとなります。
チームは国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長、パラサポの山脇康会長、杉村選手が赤チーム、稲垣さん、草彅さん、香取さんが青チームでの対戦となりました。
会場では、贈呈式に参加したパラリンピック競技団体の関係者や、平昌2018冬季パラリンピック競技大会で銀メダルを獲得したアルペンスキー・森井大輝選手をはじめとしたパラアスリートら約50名が見守る中、対戦に先立ち、日本ボッチャ協会競技局強化部長の村上光輝氏によるルール解説や杉村選手によるボッチャのテクニック紹介が行われ、杉村選手が高度な技を披露すると大歓声に沸いていました。
対戦は、パーソンズ会長のジャックボール投球からスタート。続けて、先制の赤チームからパーソンズ会長が投球したのち、青チームの香取さんの投球が行われました。ボッチャはジャックボールから遠いチームが投球するのがルール。選手の立つ位置からジャックボールまでにスペースがあるか否かも戦略に影響します。
稲垣さん、草彅さんはボッチャ初挑戦ながらも、持ち前の運動神経の良さで赤チームを追い上げます。途中、稲垣さんとジャックボールの線上に相手チームのボールが邪魔をしているシーンでは、敵チームの杉村選手にどうやって狙ったらいいか相談するなど、真剣ながらも和気あいあいとした雰囲気でゲームは進行しました。
最終ボールで杉村選手の投球によりスペシャルサポーターチームの青ボールが離され、赤ボールがジャックボールに接近。勝敗は赤2点で決着が着きました。
ボッチャ対戦後、3人からは「楽しかったので、もう1ゲームやりたい」(香取さん)、「ボールの操作だけでなく、チーム戦として頭も使う競技で楽しかったです」(草彅さん)、「ゴルフ、ボーリングなどいろいろなスポーツに少しずつ似ていてなじみやすいと思いました」(稲垣さん)など、ボッチャを堪能した様子が伺えました。
ボッチャの詳しいルールは『かんたんボッチャガイド』(外部サイト:日本障がい者スポーツ協会)をご覧ください。
Text by Kayoko Matsumoto
Photo by Hisashi Okamoto