[Webマーケティングセミナー] 競技団体の広報を強化するセミナーがスタート!

[Webマーケティングセミナー] 競技団体の広報を強化するセミナーがスタート!
2016.01.19.TUE 公開

日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)は、パラリンピック競技団体基盤強化のための「Webマーケティングセミナー」を行った。先に開催した「ガバナンス及び法務、税務に関する講義」に続く勉強会。障がい者スポーツの魅力発信をテーマに掲げる競技団体関係者約15人が集まり、講師の話に熱心に耳を傾けた。

連続6回を予定しているセミナーは今回が初回となる。

「今やインターネットを中心としたコミュニケーション戦略が重要。Webサイトは「名刺代わり」の位置づけであり、寄付を募る際などにも不可欠。他とは一味違う独自の価値をどんどん打ち出して」

NPOや企業のマーケティングに明るい、株式会社PubliCoのCEO長浜洋二氏が講師に立ち、コミュニケーション戦略の基本、各団体ホームページに誘導するためのWebツール活用事例などをレクチャーした。

競技団体の垣根を越えて意見を交換し合った
競技団体の垣根を越えて意見を交換し合った

内外双方に向けた情報発信が課題

後半のワークショップでは、それぞれがステークホルダー(利害関係者)を抽出し、現状や課題を話し合った。セミナー後、参加者は「他の競技団体と悩みが共有できてよかった」、「事業の目的などは、リリースやパンフレットを作成する上でも必要になる。考えを整理するいいきっかけになった」などと笑顔で話した。

日本盲人マラソン協会・事務局員は、Webリニューアルに向けて準備中と言い、「今後はTwitter、Facebookの使い分けを意識したい。また、例えばメルマガをスタートするにも人手がいるので、どんな広報戦略で進めていくか、協会内に投げかけていきたい」と話す。

また、日本車いすフェンシング協会・東京支部事務局長の牛込公一氏は、Web広報の重要性を実感しており、さまざまな勉強会に足を運んでいるという。「車いすフェンシングを知らない人にどう訴えていくか考えると、メディアに興味を持ってもらうことが大事。ホームページをリニューアルしたので、次は視覚的に目に留まる工夫をしなきゃいけないと思う。また、選手が20人しかいない競技で、内部向けと外部向けの情報発信に工夫が必要だと改めて感じた」と、熱く語った。

パラサポはWebサイト改修を助成金の対象にしている。今後、パラスポーツならではの奥深い競技の魅力、熱量のある普及活動などが、ますます広がり、浸透するようなコミュニケーション戦略を期待したい。

text by Asuka Senaga
photo by Parasapo

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